「生命ダイナミクスの数理とその応用：異分野とのさらなる融合」開催のお知らせ

協力機関

• 文部科学省「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」
  生命動態システム科学推進拠点事業：
• 「多次元定量イメージングに基づく数理モデルを用いた動的生命システムの革新的研究体系の開発・教育拠点｣ 京都大学
• 「転写の機構解明のための動態システム生物医学数理解析拠点｣ 東京大学
• 「複雑生命システム動態研究教育拠点｣ 東京大学
• 「核内クロマチン・ライブダイナミクスの数理研究拠点形成｣ 広島大学
• 「文部科学省委託事業 数学協働プログラム」統計数理研究所

運営責任者：
井原茂男　（運営委員代表）東京大学先端科学技術研究センター・大学院数理科学研究科
栗原裕基　（運営委員副代表）東京大学大学院医学研究科
時弘哲治　（運営委員副代表）東京大学大学院数理科学研究科
富山三弘　（運営委員）東京大学大学院数理科学研究科

プログラム委員：
松田道行　　京都大学　　
金子邦彦　　東京大学　　
楯　真一　　広島大学　　
和田洋一郎　東京大学

プログラム：一日目 (12月02日)

13:30-16:00
・開会挨拶
・輸送現象の数理と生命現象（座長：時弘、栗原）

セルオートマトンを用いた群集運動と待ち行列のモデル

柳澤大地（東京大学 准教授）

保存量を持つ1次元セルオートマトンのMax-Min-Plus 解析

松木平淳太（龍谷大学　(理工学部)　教授）

2状態セルオートマトンによる拡散シミュレーション

由良文孝（はこだて未来大学 准教授）

16:30-18:30　チュートリアル講演
・生命科学と異分野との融合（座長：栗原、井原）

生命科学研究の今後の展望

根本靖久（東北大学　特任教授）

生物一般の集団現象のモデル

杉山雄規（名古屋大学　教授）

動物の適応的運動機能に内在する制御原理を探る

石黒章夫（東北大学　教授）

プログラム：二日目 (12月03日)

10:00-12:00
・生命システム動態の数理：応答、分化、可塑性、頑健性（座長：金子）

化学反応における少数性効果

斉藤稔　　（東京大学 特任助教）

概日時計における周期の頑健性と位相の可塑性の互恵的関係

畠山哲央　（東京大学 助教）

細胞の走化性応答にみられる時間空間情報の統合：数理と実験の融合的アプローチ

中島昭彦　（東京大学 特任助教）

Developmental control of cell-type diversity and proportioning : a minimal modeling approach

Benjamin Pfeuty　（フランス　CNRS）

13:30-15:00
・生命現象の輸送・伝達の数理（座長：松田）

アリの集団採餌における意思決定とゆらぎ

西森拓　(広島大学　教授)

生命ダイナミクスの非平衡統計物理と非線形科学

金井政宏 (東京大学　特任助教)

神経軸索誘導における誘引的および忌避的走化性の数理モデル

本田直樹　(京都大学　特定准教授)

15:30-17:30
・構造安定性と変化を伴うダイナミクスの数理（座長：楯）

Mathematical Understanding on Remodeling of Nuclear Architecture of the Rod Photoreceptor Cell

李聖林　(広島大学　助教)

簡略化されたpath-preference modelのダイナミクスについて

中田庸一（東京大学 特任助教）

DNA組み換え酵素のタングル解析

下川航也　（埼玉大学　教授）

円周上の C1 級微分同相写像の考察

児玉大樹　(東京大学　特任准教授)

プログラム：三日目 (12月04日)

10:00-12:00
・プログラム委員および運営責任者を中心とした討論会：

「生命科学と数理の融合の今後の発展方向」
生命動態システム科学4拠点の紹介と融合における問題点など

松田道行、楯真一、和田洋一郎、栗原裕基、時弘哲治、井原茂男 他

話題提供：
血管新生における伸長・分岐過程の数理モデリングを通しての融合研究の課題、　他

松家敬介　他

・閉会の辞

要旨集

要旨集：「生命ダイナミクスの数理とその応用:異分野とのさらなる融合」(2014W07) [PDF:5.4MB]